6月なのに
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学生時代は、国内外の文学というものはすべて苦手だった。とくに、教科書に載っている、作品の一部を切り貼りした文章が嫌いだった。
それがなぜかここ数年、ジェーン・オースティンの作品にはまっている。
ジェーン・オースティン:19世紀のイギリスの女流小説家
イギリスのことを書いた新書に、彼女の小説の冒頭部分が引用されていて、そこに人間の心情の普遍性を感じたことが最初だった。
彼女の小説の舞台は、18世紀から19世紀にかけてのイギリスの田園であり、そこから脱することはほとんどない。世界的にはアメリカ独立戦争やフランス革命などが起こり激動の時代と言ってもよい時代だが、小説の中に描かれているのは、娘の結婚を心配する母親であったり、お節介なほど世話好きな女性であったり、自負心の強い紳士であったり、まったくもって普通の人々であり家庭である。
小説の中では、ほとんど事件らしい事件は起こらず、主人公(ヒロイン)の心の動きを追っている。だから、さざなみのような日常の中にちょっとした出来事が中波のように感じる。ほとんど「元禄御畳奉行の日記」のようだ。
通勤の電車の中で「高慢と偏見」と「エマ」を読み、BBC製作のTVドラマ「高慢と偏見」を5時間ぶっ通しで見てしまった(苦笑)。
彼女の小説のように、ちょっとした季節や環境の変化を楽しめるのが、普通の生活なのではないでしょうか?
(ダンナ記す)
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オペラシティ・ギャラリーで開催中の「谷口吉生 展」に行った。
学生時代「資生堂アートミュージアム」のプランに惹きつけられ、その後「東山魁夷美術館」の絵と空間の構成にノックアウトされ、「法隆寺宝物殿」が竣工してからは上野に通うようになった今。
改めて並んだ模型を見ると、モダニズムの流れの中にあって、和風を消化して取り入れる手法が、なんとも馴染みやすく居心地のよい空間を作り出しているのがわかる。
新生MOMAも、会場に並べられた図面をめくって詳細図を辿っていたら出来上がったものを見てみたくなってしまった。
どうやら設計屋に図面は鬼門のようだ。
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世田谷アートフリーマーケット、展示の部(?)、無事に終了。
お立ち寄りいただきました皆様、ならびにお手伝いくださった方々、差し入れくださった方たちにお礼申し上げますm(_ _)m
どうなるか心配はあったけれども、大きなトラブルもなく、展示も体験もみなさん楽しんでいかれたようで一安心。
それにしても、紡ぐ「体験」はナビゲートできても、「教える」ことは難しいと実感。感覚的なものは慣れるしかないし、baruさんも書いているように日頃から手を動かしている人と、そうでない人ではまた違うし・・・どこまで言ってよいのやら。また一つ、勉強させていただきました。
初日に写真の差し入れを下さった、建築模型テコさんのhpがリンクに加わりました。
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本日より明日まで、三軒茶屋キャロットタワー5階にて、展示とデモンストレーションを開催中。
参戦中のbaruさん、相方さん、明日もよろしくお願いいたします。
そして本日、コーナーに立ち寄っていただいた多くのみなさま、ありがとうございました。説明不足やらもあったかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
羊マフラーをお問い合わせいただいた方々も、本当にありがとうございました。しかし、見ての通りのスローペースなので、やはり販売は冬になります。11月を目処に、ギャラリー世田谷233にてボックスに小物を置く予定です。そのときは当ページにて告知いたします。
よろしくお願いいたします。
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今日6月1日は「衣替え」です。
地球温暖化などによる地球規模における気候変化などどこ吹く風と言った感じで、なぜか6月1日が衣替えの日なのです。仕方ないのです、昔からの慣習なのです。
5月中に暑い日があったとき、夏の服を着ちゃいましたか?いけませんねぇー(笑)。
特にこの習慣は「着物」の世界に根強く残っているようです。5月いっぱいは「袷」、6月からは「単」、盛夏は「絽」「紗」「麻」などなど。でも普段着としての着物は、古くからの慣習にとらわれず、もっと自由に着て良いんじゃないかなぁ。だって所詮「着る物」なんですから。寒いときには暖かい格好、暑いときには涼しい格好。肌に直接触れることの多い、下着や襦袢は家でちょくちょく洗えるもの。これって、洋服なら常識ですよね。
ところで最近ニュースで話題の「クールビズ」。かつての「省エネルック」同様、定着はむずかしいのではないでしょうか?
なんでカタカナの呼び名なの?とか、上着を着ないでネクタイを外しただけじゃん?とかいう疑問は多々ありますが、スーツが好きなサラリーマンは多いはず(かくいう私も)。
こっちの方が涼しいから、暑苦しいスーツなんかやめなよって言われたって、やめませんよ。男性にとっての服選びは「ファッション」ではなく「スタイル」なのですから。「ライフ・スタイル」の選択なのです。そう簡単には変えられません。
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