普遍性
雑誌・室内の特集「今こそジャパニーズモダン」がよかった。
デザインブームと言われながら表層的な「モノ」の紹介でしかない他誌に比べて、作家の歴史を紐解くところが、さすが室内。
戦後から今に到るまで定番であり続けるモノたちは、きちんとした理由を得て形造られている物が多い。昨今の「ちょっとカッコイイでしょ?作ってみたんだけど・・・」なんて適当な理由から生じた形ではない。機能性能、材料の特性を吟味して生み出された形。
ゆえに「デザイン」であり普遍的なのだ。
椅子などは材料の開発史と平行していると言っても過言ではない。そういう意味で、今回の特集はデザイナーの方々が何を使って、どう造ってきたかを知る手がかりになる。
興味がある方はぜひ御一読を。
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コメント
アルヴァ・アアルトさんの木椅子、好きですけど実際に座ったことがない。座れるいい椅子特集(要するにウインドウショッピングのできるインテリアショップ)が近くにあれば・・・。
ついでに作家についても椅子と一緒にちょこんと置いてくれればまた違ったショップ巡りになるんでしょうね。
投稿: テコ | 2005.08.23 21:23
テコさん、
そうそう。見てきれい、だけでなく、座ったり触ったりしてみなければモノの本質はわかりませんよね。
横浜方面にも、そういうショップありそうですが・・・どうなんでしょう?
浦和の美術館とか・・・けっこう名作椅子が置いてあったような記憶が・・・ちょっと遠いですね(^^;
投稿: 新井ひで | 2005.08.24 09:07