東京ステーション
東京ステーションギャラリーに行ってきた。
展示内容も素晴らしく良かったのだが、今回どうしても行きたかった理由は当面、このギャラリーとお別れになるからである。
その昔、オープンして間もないギャラリーの、仕上げ材をはがされてむき出しになったレンガ壁の美しさに息を呑んだことは、今でもよく覚えている。取り壊し論争の末に形態保存が決まった後のことだったので、ことさら印象的だった。それから随分経ってステーションホテルに泊まった時も、嬉しくてあちこち写真を撮ったりしたものだ。
そのギャラリーとホテルがこの春から、長い休みに入る。
周知とは思うが、現在の東京駅の姿は本来の姿ではない。3階建てだった駅舎が空襲で壊され、応急的に施された形が現在に至るのである。それを復元するための工事がいよいよ始まるのだ。
ギャラリー部分については、3月5日で現展覧会が終了したらすぐに工事体制に入るとか。再開するのは5年後というから、悲しいようなもどかしいような気持ちも否めない。
けれど保存が決まって以来熱望されてきた「昔の美しい姿」がようやく現実になるのだ。まだまだ先の話だが、ゆっくりじっくり楽しみに待つこととしよう。
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コメント
僕も同じ理由で行っていましたよ。
発表の前から3階建て復元は知っていた(地所設計にいたから^-^v)のですが、5年は長いですよね。
模型、すごかった!
投稿: テコ | 2006.02.18 01:24
テコさま>
計画は以前から聞こえていたので、ようやく、と言った感じですよね。
模型って、東京駅の・・・でしょうか?
1/100ぐらいのスケールでも迫力ありそうですねェ(^^;ちょっと見てみたいかも。
投稿: 新井ひで | 2006.02.19 22:18