本が高い
本が高い。
世間一般の相場がそうなのか、自分の中の物価が古いのか不明だが、最近、書籍の値段がやたら高く感じる。資料的な古書は仕方ないとしても、(当時よりも高い値がついていることもあるので)、ちょっと読もうかな?と思う新刊書が妙に高い。そういった本はたいてい写真が豪勢だったり紙が良質だったりで、本文はアッサリと読み終わってしまうのだ。過去に何度か買ったが、手元に残っているものはほとんど、ない。
自分の趣味に物凄く入り込むものや、資料としての価値があれば、多少高くても購入する。美術展のカタログなどが相当する。
けれど文庫本や新書が高いのは納得できない。高くてもよいが、それならば密度を濃くして欲しいと思う。もちろん読書は数で競うものではないが、台詞ばかりの小説と、みっちり詰まったコラム1冊の値段が同じだと思うと、なんだか納得できない。
世間言うところのベストセラーと呼ばれるものを手にとっても「え?これだけ?」と戸惑う。売れる本がすなわち良書とは限らないと、どこかで読んだが、むしろこの感覚が今の時代は非常識なのだろうか。
先日文庫本2冊と千円札を出した時、お釣に百円玉が戻ってきたのが妙に嬉しかった。ふと、学生時代によく古書店めぐりをして本を安く手に入れた時の嬉しさを思い出す。
やっぱりこれは、単にケチなだけなのだろうか?しばし悩む瞬間である。
| 固定リンク
コメント
たしかに本は高く感じるものが多いですよね。
最近は会社から徒歩1分のところに図書室があるので、通勤時間に読む本(ほとんどが軽い単行本)は、そこで借りています。
パソコンでリクエストもできるので、会社で本を検索し、予約してから借りに行きます。
非常に便利です。
投稿: NORI | 2006.03.08 09:54
図書館も立地によりますよね。
我が家から一番近い図書館は自転車で15分。次に近いところは自転車で20分。
古本屋のほうが使い勝手がよかったりします(^^;
投稿: 新井ひで | 2006.03.08 10:41