納得
以前から好きなものに「伝統工芸品」がある。和装をするようになった近年は布も含めて、旅行に行くと資料館や工房を尋ねる。デパートで見るのもいいが、現場で見て話を聞くと一層その土地で育まれた理由がわかる。
いわゆる「理にかなっている」というのだろうか。
近年はデザイン系の雑誌にも随分と取り上げられているので今更言うことではないが、伝えられそぎ落とされたものの形は、完成されているのではないかと、思う。
中途半端に作られた土産物ではない、「本当」の工芸品は見ても美しいし、使っても心地よいのである。
だから買うほうにも覚悟がいる。買い物が得意でないというのもあるが、それだけの手仕事を使いこなせるのか?と問いながら考える。けれど、そうして悩んで手に入れたものはよく使うので、結果も納得。
よいものは良いのである。
写真は川越で購入したもの。
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