手のリズム
冬の個展のディスプレイ用品探しを口実に、最近アンティークショップを覗いている。
高価な美術品を買うわけではないが、特に日本の古い家具や道具、人の手がかかっているモノは見ていて飽きない。
そうして行き着くのは、電気もガスも使わずにモノを作っていた時代、それが本来のヒトのリズムだったという確信。必要なものを、手を使って作るというシンプルな構図が浮かび上がってくる。もちろんひとつモノを作り出すのに多くの工程と手業があるから、モノは大切にされる。
もちろん見本市に並ぶデザイナー家具も嫌いではないが、何より「この先も大切に使いたい」と思わせる、いとおしさのようなものを持っている。
全てを所有したいというほどの物欲はないが、それでも、そういうモノは手にとって「いいなぁ」と思うことが多い。問題は思うものが大抵、桁違いの値段であること。
(写真は口実に集めている、手芸道具。骨董というより雑貨ですかね(^^;)
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