夏の思い出
随分と前になるが、当時住んでいたところは知人いわく「10年前から全く変わらない」というほど何もない場所であった。
いつものようにパンを買いに駅の反対側まで20分の道のりを歩く。独立したパン屋はそこしかなく、朝はパン!の私には唯一の生命線でもあった。
が、なんだかおかしい。定休日でもないのに、空いている気配がない。炎天下を歩いて近づいてみるとナント「お盆休み」の文字。
「・・・・・・・」
無言で踵を返し、その足でJRに乗った。隣駅に行き、デパートでパンを買ってきたのは今でも腹の立つ思い出である。
その後、あきらめて購入した「ホームベーカリー」。材料さえ揃えておけば、機械がこねて焼いてくれる。越して、以前のように買い物に困ることはなくなったが、現在も活躍中。(写真は発酵しているところ)
| 固定リンク
コメント