越冬
つい最近まで不思議だったことがある。
それは、冬のあいだの「蝶」の行方。
越冬しているには違いないが、いったいどこでどうやって過ごしているのか?春になってキャベツの間を舞っている蝶を見ては首をかしげていた。その謎が、ようやく解けた。
冬の最中、枝だけになった山椒に、アゲハ蝶のサナギがついているのを見つけたのだ。緑色をしているから生きているのかと思ったところに、家人が仕入れたての知識を披露してくれた。
いわく、蝶のサナギは越冬するものとしないものがあり、産み付けられた段階で決まっているという。サナギの姿で越冬して、昼が長くなってくると羽化するのである。
その証拠に、サナギは本当に羽化したのだ。折りしも春分の日目前。改めて、自然のサイクルは凄い、と思う。
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