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2007.05.31

参考書?

1年に1度は本の整理をするようにしているが、それでも堆積していく。

建築法規などは今年随分と変わるので、その辺りの専門書は心置きなく処分できるが、資料的なものはどうしても捨てがたい。美術展の目録は作品集代わりに眺めているし、雑誌のバックナンバーも未だに愛読している。

これもその一つ。関東以外ではあまり書店に並ばないとは思うが、かのニューヨーカーに対抗して発行している「東京人」。

今のようにお手軽に情報が得られなかったその昔、再開発情報などが載っていたので、何かとレポートに活用させていただいた。学生にとっては少々高価な雑誌だったし、色気もそっけもないが、今でも読むに耐えうる内容と、逆に当時の東京の様子が偲ばれるので処分できない。

写真の創刊号のみ、古本屋で購入(^^; こうやって、日々堆積していくのである。

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2007.05.28

生活工房

三軒茶屋のキャロットタワーにて始まった「世田谷アートフリマつながり展」を覗く。

イラストあり、写真あり、造形あり。

特に鉄の造形作家ナガイさんの作品は見応えあり。普段は1点ずつしかお目にかかれない作品を、まとめてみることが出来るのは魅力。これも233とは違って広いギャラリースペース故なのだと思う。

お近くに行った際にはぜひともお立ち寄りを。

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2007.05.23

楽しむ

学生時代から心酔している「建築探偵」の一派がヨーロッパ進出したと聞いたのは昨年のこと。その凱旋展覧会が行われると知ったのは今年に入ってから。

日ごろは涙を呑んで見送る展覧会が多い中、こればかりは行かなければ!と早々に行ってきた。

藤森建築と路上観察」展。

考現学的な内容もさることながら、体感できる展示空間の使い方も申し分なく、理屈を抜きにして楽しめる。日ごろ建築と縁がない人、あるいは子供が見ても楽しめるのではないかと思う。

英語表記で「Rojo」となっていた「路上観察」が、「Otaku」のごとく世界語になることを期待する。

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2007.05.21

報酬

知人のリフォーム相談から始まって、引越しまでお付き合い、無事に移動が完了した。

一軒の家を処分するのがこんなに大変なのかと、いろいろ出てくるものに驚いたり面白がったり。ともあれ、軍手、マスクでダンボール詰めを手伝って、報酬としていただいたのが写真のブツ。

一見すると「そばつゆ」のように見えるが「梅酒」である。台所を片付けていたら出てきたとかで、ラベルには知人の、亡くなったお母様の字で「昭和48年」の文字がしたためられていた。ざっと35年物といったところか。

味は紹興酒のような、でも梅酒という、どっしりとしたボディ。

我が家では漬けても早々になくなるので、ビンテージになることはまずない。そういった意味でもありがたく頂戴してきた珍品である。

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2007.05.17

梅三昧

梅干と紫蘇漬け、梅酒の梅をたくさんいただいたので、一手間加えることにした。

梅酒の梅は自家製のものも加えて「梅ジャム」に。

紫蘇漬けは電子レンジで水分を飛ばし「ゆかり」にする。とりあえず半分量を試してみたが、案外上手くいったので満足。本には「フードプロセッサーで」とあったがそんなモノないので、すり鉢とすりこ木で大雑把に砕いたが、問題なし。

そんなことをしている間に、そろそろ梅酒用品がスーパーに出回り始めた。今年は梅酒ぐらい漬けるかな、と思うのだが、毎度毎度ビンテージになる前に飲みつくしてしまうのが口惜しいかな(^^;

写真は乾燥中の紫蘇。Pict2315

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2007.05.13

慣れ?

十数年ぶりのブランクを経て、昨年から車の運転に挑戦している。

とにかく怖い。助手席に乗っている相方の恐怖も相当だと思うが、自分でも右左折のタイミングが計れず困った。乗ったからには曲がらなければいけないにも関わらず・・・

少しばかり慣れてくるとスピードを出すようにと言われるのだが、これがまた怖い。

狭い道でキッチリの速度で走っているとパッシングはされるわ、クラクションは鳴らされるわ、どうにも私のようなコンパクトな人間はいじめられ易いらしい。腹を立てて踏み込めば、逆上するなとたしなめられるし、難しいことこの上ない。

ちゃんと運転できる日がくるのだろうか?と未だに懐疑的である。

写真は高速道路の練習を兼ねた、少しばかり遠出の一コマ。

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2007.05.09

迷子

方向感覚はあるほうだと思うが、それでも目印のない住宅街に入り込むと相当苦しい。我が家の近所は狭い行き止まりも多いので、まるで違う方向に行ってしまうこともある。

そんな風に迷いながら裏道を探していたら、こんなものを見つけてしまった。

Pict2229 南米産の鶏だとかで、卵も直売していたものの10個500円の値段に恐れをなして、未だに買わずじまい。

いったいどんなお味なのか、気になることろである。

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2007.05.03

内覧会

知人宅のリフォームをお願いした設計事務所の、内覧会へ行って来た。

施主の希望をアレコレ詰め込んだという住宅は、自然素材を中心に心地よい空間になっていた。訪れた日は暑かったが、中に入るとひんやりと涼しく、最低限の塗装で仕上げた木材が見た目にも優しい。

動線もしかり、何より目を引くのは高さを強調するための吹き抜けと、それを構成する2階の渡り廊下。子供部屋の小窓もそうだが、住んだら楽しいだろうなと思わせる。事実、施主のお嬢さんたちは二人とも小窓の付いた側を使いたいと主張していたらしい。その気持ち、よくわかる。

外構はこれから手入れするとの事だが、全部が完成したら「素敵な家になるのだろうな」と思わずにはいられない空間であった。

電車の遅れで接続するはずだった乗継ができず、待っている間に駅そばを食べるはめになった以外は、遠足気分で楽しめた内覧会であった。そして写真掲載を許可してくださった環境創作室 杉 さま、ありがとうございました。

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専門家

どうやら「建築」という分野は、外国語のような存在らしい。

知人のリフォーム相談に乗っていたら「判らない」を連発されて、それでも一つずつ説明していけばちゃんと理解してもらえる。要は敵(業者)が発する非日常な単語の数々に戸惑っていただけなのだ。

本来であれば用語や構造的な解説は、施主と現場をつなぐ「設計者」が翻訳すべきなのだが、どうやらその「設計者」が機能していなかったらしい。臨時の建築通訳?となり、改めて別の設計者に依頼をしたら、施主もようやく納得してくれた。

こればかりは相性もあるので、なんとも言えないが専門用語を振りかざすのが専門家・・・とはお世辞にも言えない。もちろん、施主に勉強して欲しいこともあるが、リフォームは時間的に難しいこともある。

願わくば、「設計者」がもっと開業医のように身近な存在のなれば、思う。

写真はリフォーム中の知人宅に、見張り番のようにやってくる猫。Pict2197_1 逃げないのが結構怖い。

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