専門家
どうやら「建築」という分野は、外国語のような存在らしい。
知人のリフォーム相談に乗っていたら「判らない」を連発されて、それでも一つずつ説明していけばちゃんと理解してもらえる。要は敵(業者)が発する非日常な単語の数々に戸惑っていただけなのだ。
本来であれば用語や構造的な解説は、施主と現場をつなぐ「設計者」が翻訳すべきなのだが、どうやらその「設計者」が機能していなかったらしい。臨時の建築通訳?となり、改めて別の設計者に依頼をしたら、施主もようやく納得してくれた。
こればかりは相性もあるので、なんとも言えないが専門用語を振りかざすのが専門家・・・とはお世辞にも言えない。もちろん、施主に勉強して欲しいこともあるが、リフォームは時間的に難しいこともある。
願わくば、「設計者」がもっと開業医のように身近な存在のなれば、思う。
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コメント
はじめまして。去年秋から糸を紡ぐようになってこちらのブログを拝見させていただいてました。
私も同業なのですが、記事と全く同じことが最近あったばかりでした。
その後やはり同業の友人ともその話題になりました。
>もっと身近な存在で、、、本当にそう思います。
投稿: joujouka | 2007.05.08 16:32
joujoukaさま、こんにちは(^^こんなブログでも立ち寄りいただき、ありがとうございます。
会社組織にいた頃はあまり気にしていなかったのですが、実際に相談に乗ると、気づかされることが多々あります。
せめて微弱ながら、翻訳と専門家への橋渡しができればいいなぁと思っております。
joujoukaさんはどんな糸を紡がれているのでしょう。私は今、マフラー用の糸を紡いでいます。
投稿: 新井ひで | 2007.05.09 09:51