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2007.07.09

涼しい酒

今ではジャパニーズ・ウィスキーというカテゴリーも立派にあるが「スコッチ」といえば「スコットランドで造られたもの」と定義されている。

その環境は雨が多く、湿潤で、時には夏でも涼しい気候。そして豊富な良質の水。

そんな環境が、仕込みと、樽詰めしたウィスキーの熟成に適しているのだと聞く。

さて日本の蒸留所はというと、スコットランドに似た環境を求めて建設されたニッカの余市工場、同じく宮城工場は深い緑と川の水に挟まれている静かなところであった。メルシャンの軽井沢蒸留所も、夏ながらひんやりとした空気が心地よかった。

そしてキリンシーグラムの富士御殿場蒸留所。

訪れたのは春先であったが、深い霧が立ち込めた山を背にしている姿が印象的だった。「工場」と呼ぶのがふさわしい姿だったが、水と湿潤な空気が美味なお酒を造ると思うと感慨深い。

ついでに、朝一番で訪れたため他の見学者がいなかったのも印象的だった。

Pict2291

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コメント

やはり 夏でも涼しい気候 というのが良いウィスキーをつくる条件なのですね。 教えていただき有り難うございます。 しかしひでさんは良い旅をされてるなあ。

投稿: いのうえ | 2007.07.14 21:34

いのうえ さま>えーと、なんとなく説明になりましたでしょうか?同じ蒸留酒でも南に行くと焼酎。もっと南は泡盛ですね。
寝かせるのは同じですが原料と蒸留器の形が違うと、風味も変わるようです。(専門家でないのでそれ以上は(^^;)

良い旅かどうかは判りませんが、お酒が目的になっていることは確かですね(^^

投稿: 新井ひで | 2007.07.14 22:03

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