モノづくり、直撃
着物コモノ2008 夏 まで一月となった。最後のミーティングも無事に終了・・・なのだが、物凄く気にかかることが一つ。
作品に価格をつけてもらうのは当然のこと。それが毎度悩みの種なのも、自身の体験でよく判る。今回はそれに加えて「材料の高騰」がネックになっている。
特に彫金材料のシルバーが、かつてないほどの金額になっているらしい。他の作家さんに聞いてみると糸や布の繊維製品、電子パーツ、鉄、ガラスを溶かすための燃料費。全てのもののコストが上がっていることが判明した。
個人の作家さんがこんな様子なのだから、製品を供給している現場はもっと大変に違いない。モノづくり現場全体の先行きがどうなるのか・・・不安を感じずにはいられない。
でも恐らく、数字として現われて世の中が大騒ぎするのは、もっと後になるはずだ。メディアが取り上げるのはいつだって最後。結論が出てしまってから騒ぐのでは遅い。バター問題だって昨年の冬から浮上し始めていたのに、騒ぎ始めたのはつい最近。(当時取り上げたのはWBSと噂の東京マガジンくらいなものだった。建築基準法も同じ)
ついでに言うと、羊毛や周辺の道具も数年でじわじわと価格が上がってきている。これも仕方ないのか・・・
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