習性
最近写真を撮る方と接することが多いのだが、皆さん風景にしてもモチーフにしても絵になる構図になっているのが羨ましい。
学生時代からの習性で綺麗に撮ろう・・・というよりは「資料」として残そうとしているので、光の調節や色調はあまり気にしていない。平たく言えば自分が見て、スケッチなり図面に起こせればヨシ!と考えている。
この辺り、写真をアートと考えている人には全く通じないこともあるのだが、カタログの詳細写真と思ってもらえればよい。なので撮影するのも窓枠だとかドアだとか、天井の隅だとか、およそ普通の人が見たら???な物ばかりである。そんな写真・・・都内を歩き回ったり現場見学会だったり・・・が十何年か分溜まっている。今はすでにない建物もあるし、自分にとっては貴重な資料だ。
それは良いのだが、たまには普通の写真を撮ろう・・・と思っても、これがまぁ、上手く撮れない。久しぶりのマニュアルカメラと言うのを差し引いても、ひどいなぁとしか言いようがない。反面、建物の詳細は慣れたもので、ご覧のように「そこそこ」。
習性・・・ってのは簡単には変えられないんだな。
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