高原のウィスキー その2
白州蒸留所で驚いたのは蒸留釜・・・ポットスティルの種類と敷地の広さ。それぞれの見学ポイントが離れているので敷地内バスでの移動になる。それとこれは見学用なのだろうが、他の蒸留所では見たことのない作業工程を見ることができた。
実はウィスキーの樽は内側を焼いて焦がしてから、酒を入れる。この工程を「チャー(char=黒焦げにする)」という。そうして熟成させて経年、中身を瓶詰めしてから再度樽を使うときに同じ作業を行うのだが、その「リチャー」という工程を見ることができた。
樽はアルコールを含んでいるので青白い炎が樽の内側を覆い、なんとも不思議なオブジェのようである。なんでも消火するときのタイミングも難しく、職人さん手を動かしたらあっという間に水がかかって消えていた。
その後の行程でも貯蔵庫にあふれる香りもさることながら、やはり森の緑の香りが印象的な蒸留所であった。
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