至福
ずっと気になっていたウィスキーを飲んだ。値段もさることながら、格の高さもニッカで一番ではないだろうか。
「竹鶴35年」
他の年数の「竹鶴」はピュアモルトウィスキーだが、35年はブレンデッド・・・何種類ものシングルモルトとトウモロコシを原料とするグレンウィスキーを合わせたものである。35年というのは最低35年寝かせたウィスキーを使っている・・・ということなので、実際はそれ以上のものもブレンドされているかもしれない。
それだけでもウィスキー好きにはたまらないのだが、何よりもニッカの創業者である「竹鶴」の名前を冠している所が、自信の程をうかがわせる。ニッカの有料試飲の中では高額だったと思うが、蒸留所で味わうのだからと奮発した。ある意味、勉強代(^^;
普通ブレンデッドというと万人が飲みやすいものを連想させるが、これは違う。
香りも味も濃厚で上品。加水してもこれは変わらず、ブレンデッドでありながら個性的。さすがに年数の高いものを使っているだけに口当たりも良い。一言で言うならば「華やか過ぎない、でも凄く上品」。35年という時間を偲びながら、雪の残る余市蒸留所で飲むにはこれ以上のものはない・・・と思う。
他に余市のシングルカスク10年と20年も飲んだが、10年は若くパンチがある感じ。20年は新樽を使っているということでフレッシュで個性的。どちらも美味しゅうございました。
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