「崩れる」と「崩す」
ここのところ週末になると浴衣姿の人を随分と見かける。昨日も随分と見かけたが、今年は袷が逆の人には出会わず、ひとまず「ほっ」。
洋服の感覚で「わざと着崩してる」と言ってしまえばそれまでだが、和装の場合「崩す」と「崩れる」は明らかに違うので言いわけにもならないのが難しいところ。
知っていて崩すのはカッコいいが、知らなくて崩れちゃった姿は見ていて見苦しい以外の何者でもない。男性でも自分流に着たい方はいらっしゃるでしょうが、崩れた姿で最初から着るのと、「作法は知ってるけど崩してるんだよー」というのでは、全くもって色気もカッコよさも違う。
特に50、60の年齢行った和装慣れした方が自分流にラフに着こなしている姿がたまらなくかっこいいのは、「色々着て見たけど、自分にはこの着方が合っている」という余裕を感じるからかもしれない。
ちなみに女性の浴衣で気になったのは、胸元が「Vゾーン」になっていること(^^; 衣紋を抜いていない証拠なんだが・・・個人的に浴衣はぐいーっと衣紋を抜いたほうが好きなんだよなぁ。
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コメント
Vゾーンの人は多かったですね~。
たぶん、崩れてきちゃったのではなく
最初からそういう風に着てきちゃったのかなぁ…と
いった感じ。
旅館の浴衣か、なにやら事件に巻き込まれちゃった後の
浴衣姿みたいで、ちょっと見ているこちらが恥ずかしくなる気がしました。
自分のことじゃないのに辱めを受けるこの気持ち…何なんでしょうね(笑)
投稿: kaoru | 2010.08.30 22:08
kaoruさん>
Vゾーンができるのは「衣紋」を抜かないからで、抜かないってことはシャツのように着てるってことなんですよね。完全に洋服感覚!
それは周りにお手本がいなから・・・なんでしょうね。
確かに着崩れたお嬢さんを見かけると、ちょっといたたまれない気分かも・・・(^^;
なんでしょうね?
投稿: 新井ひで | 2010.08.31 09:37