« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011.01.28

冬らしいもの

オートミールを初めて食べたのは、小学生くらいの頃か。当時は輸入食材も少なく、食べ方の情報もなかったので、箱に書いてあったレシピどおり牛乳で煮ていた。まぁ、さして美味しいモンでもないなーというのが当時の感想。

遡って10年ほど前、エディンバラの博物館でランチを食したときに出てきたのは丼サイズのスープ@オートミール入り。何よりビックリしたのはコンソメ味のスープに入れてもいいのか!ということ。そしてやたらと美味しかった!

それ以来、普通のスープにオートミールを入れて食べるようになったのだが・・・最近はちゃんと袋に「和風の味でも美味しくいただけます」と書いてあるじゃあありませんか(^^ インスタントのコンソメスープで煮立ててもオッケーなので、我が家の常備食材の一つとなっている。個人的には、写真のスコットランド産がお気に入り。

Pict4570

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011.01.24

うさぎ

お世話になっている新潟のきはだやさんからやってきた「うさぎ」。

「チンコロ」といって、1月に立つ市で売っている細工物だとか。
米粉を練ったいわゆる新粉細工。

Pict4991 Pict4994

尻尾もラブリーです(^^

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.20

試作品

ご注文をいただいたレッグウォーマーの試作品、というかサンプル。

作るほうも使ったことがないので、さっぱりわからん。ということで作ってみた。編み図なんてあってないようなものだけど、意外に寸法を決めようと思うと悩む。それと糸と針の関係も、いつもよりゆったり目。そうしないと、きっちり編んで自立するレッグウォーマーができかねない(^^;

張りがある糸なんでとりあえず注意している。

Pict4973

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.18

お礼

学生時代の恩師が亡くなった。

当時の学科は創設されて間もなく、どの先生方もオープンであちこちの研究室に行ってはお茶をご馳走になっていた。研究室は違うのだが、そんなこんなでよく遊んでいたのが、先生の所だった。

すでに3年前に鬼籍に入られた別の先生と同じく、戦後の建築界で女性の道筋をつけた一人であった。建築研究所にて戦後の劣悪な住環境を改善するための調査をした話。そして共通の趣味であったマンガや本の話。ここ数年は体調を崩されて、電話でお話しする程度だった。もっと話しておけばよかったと悔やんでも、それは仕方がない。

せめて最後に「ありがとうございました」と、頭を下げることができて良かったと思うべきなのだろう。

余禄:お葬式でご一緒した先輩・・・「W先生も亡くなられたんだっけ?」
    いやいや・・・(^^; 私の担当教授、去年元気に退官したばっかですから!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.12

バランス

昨年の話だが、10年以上ぶりに東京タワーに登ってみた。生憎とお天気は薄曇だったが、話題の透明な床から足元を覗くことはできた。基本的に高いところは嫌いではないので、ぐぐっと身を乗り出して見ると・・・ボルトやプレートが間近に迫ってなかなか面白い。

改めて見ると東京タワーというのは無骨だけれど、構造的にはバランス良く、見ていて美しいと思う。

写真右は、目的の一つ。「ノッポン」グッズ(^^ 

Pict4826 Pict4824

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.07

記録

今回の作品展では写真のようなファイルも作成。

Pict4961

言ってみればサンプル&データ帳ですね。

編みサンプルにゲージ、コメントを添えたもの。まぁ、紡いでいる人の中にはマメに記録を残している方もいらっしゃるのでしょうが、私は「気がつくと作ってる」タイプなので記録はおろか、途中経過の写真すらないことことが多々。なので、今回は最初から意識して記録を残すぞ!と決めていました。

作品と見比べてもらったり、結構見ていただけたので、頑張った甲斐があったなと。主役の作品ではないけれど、個人的には力作だったのでは?と密かに思っているファイル。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.04

掘り出し物

時々立ち寄る書店にて、山本夏彦氏の文庫を発見。

著者が亡くなると本が手に入りにくくなる一例で、どこに行っても見かけなかった。少し前に復刻版の山本七平氏との対談集が出た時も、さっさと購入したのが正解でその後とんと見かけない。うーん、個人的には全集が出てもいいんじゃないかと思っているのだが・・・古い日本語・・・戦前の表現が多いし、何より辛口でくどいところもあるから、今の時代に万人受けしないのは仕方がない。が、この客観的な辛口が面白いんだけどなぁ・・・

何より古い表現は語呂や音感が気持ちよく、聞いていて(読んでいて)心地よさも感じるところがあるのが良い。読むのが楽しみな掘り出し物である。

Pict4845

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.01.01

シェットランド200g

少し前にニット雑誌を読んでいて気になった記述。英国伝統ニットの特集号でフェアアイルセーターの原料、シェットランド・ヤーンについての記事だったのだが・・・要は「シェットランドという羊は体が小さく、(糸にする)フリースは200gほどしか取れない」という内容。

フリース(刈った羊の毛)を扱う紡ぎ手の方ならご存知と思うが、いくら小さいとは言っても。シェットランドは1頭につき1㎏前後のフリースが取れる。個体差はあるにしろ、日本の本や外国のブリーダーのページにも1~1.5㎏と書いてあるはずだ。200gはいくらなんでも少なすぎる。

納得できなくて(この辺が私らしいのだが)、思い余って雑誌編集部に疑問のメールを送ったところ、お返事をすぐにいただいた。いわく、取材した方が現地で聞いたのは、裾物などを除いて糸になる部分を選別していくと200gになるのだと。しかし本来は裾物を除いてガッツリ使える部分を「フリース」と呼ぶのであって、それが200gとは、よほど小さい手乗り羊になってしまう。その時は「スコットランドにも問い合わせていますので、返事は後日」とも書き添えられていた。

そしてつい先日、その「後日」のメールをいただいた。

それによると、やはりシェットランドヤーンとしてメーカーが使うのは1頭につき200g前後のフリースであるとのこと。ただしフリース全体量では1kg前後ある、と。想像するに、糸として使うのは質の良い200gと言うことなのか。

それにしても「200gしか取れません」と「1㎏の中の200gを使います」では言葉の印象が全く違ってくるから、ややこしい。そして編み手と紡ぎ手というのは物凄く近い存在なのに、発想の違う世界なんだと思い知らされた。編んでいるならもっと羊のことを知って欲しい・・・と思う。

なので今回文章を書いた方が私の質問を物凄く気にして、スコットランドまで再度問い合わせ、またご自分で調べていただいたことに申し訳ないと思いつつも、そうやって真摯に羊に寄り添ってくれたことがとても嬉しかった。

Pict4965

ブログへの掲載を承諾いただいた雑誌:毛糸だま編集部さま、そしてスコットランドまで問い合わせをいただいたユーロ・ジャパン・トレーディング・カンパニーの横山様にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »