再度、北のヒツジ
注文をいただいた糸を紡いでいる。
再三書いている「ノース・ロナルドセイ」。スコットランドの北の果てにいる、海草を食べる羊。
以前にも書いたがとにかく繊維が細く、けれどケンプ(太い繊維)も多く、原種に近い弾力のなさ。けれど手触りは物凄くいいのだ。発注してくれた方も、手触りを気に入ってくださった様子。
その手触りを生かすには・・・もちろん紡ぎ方は人それぞれだけど、私が辿りついた方法は「繊維任せの3本撚り」。
書くのは簡単だが繊維が細い分、糸は細くなるし、そうすると撚りは強く掛けなくてはならない。普段使っているトラディショナルという紡毛機では甘撚りになりがちなので、今回はベアリング内蔵、高速回転のジョイを使っている。
楽しく編んでもらえるような糸に仕上げることができれば・・・と思いつつ・・・やっぱり自分用にもまた紡ぎたいなぁと思っている。英国種・・・いいですよ(^^
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