ようやく茅野!
ずっと以前から見たかった「守矢神長官資料館」へ行くことができた。
実は昨年近くまで来たのだが休館日でがっかり。気を取り直して再度挑戦した次第。
この建物、建築に詳しい方なら異色の作ということは十分ご承知のはず。あの建築探偵こと、建築史家・藤森照信氏の最初の設計作品なんである。
彼の作風を知りたければ赤瀬川源平氏の「我輩は施主である」を読むと、そのプロセスがよく判る。素材と工法へのこだわりは半端じゃない。だから見学者も耐えないのだろう。訪れた時に聞かれたのは、
「展示を見にきたんですか?それとも建物?」
今回に関しては私は建物、そして宗教マニアの相方は展示物だったので素直に「両方」と答えたら、懇切丁寧に解説してくれて、締めて使っていない部屋も見せていただくことができた。感謝!
「宗教」と言ってもかなり原始の姿を残しているものなので、内容も面白い。現在でもその神事は引き継がれているそうだが、占い方法や儀式の方法が口伝であったこと、そのためより詳しいことが現在は途絶えてしまっていることが口惜しくも、また謎めいている。
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