羊毛洗い2022 その2
前回に続き、記録的な記事になります。
2018年に購入した羊毛、2つ目はこちら。
こちらも砂っぽい汚れで分かりにくいんですが、色はライトグレー。
羊はNorth Ronaldsay(ノースロナルドセイ) でございます。
ノースロナルドセイはスコットランドの北、オークニー諸島の島の名前でもあります。
とにかく厳しい環境で草地がないため、昆布のような海藻を食べて育つ、かなりレアな羊。
前回のBorerayに比べたら汚れ少なく、かなりコンディションよし。
油を残したかったのでモノゲンは3%。
洗い上がったのがこちら。
うっすら茶色いのは背中の部分だろうなぁ…と思ってよく見たら❗
んっ?もしかしてホゲット?
毛先に子羊の名残のくりくりが見える。
いや、洗ってやっと気づきました。
こちらも1キロ満たず、洗ったらまぁ、分量少ないですね。
以前紡いだノースロナルドセイはすでに洗ってあるバッツだったので、紡いでるうちにケンプ(太い毛)がぼろぼろ落ちてしまったんですね。
ケンプも糸に取り込もうとしたら、脂を残した方がいいんだろうなぁと思って洗ったけど、これなら大丈夫かな?
糸にしてから油を抜くのはできるけど、抜きすぎてしまった脂は戻せないので、なかなか難しいところです。
もひとつ洗ってあるのですが、それはまた後日紹介します。